低用量ピルを飲む女性

着床、妊娠を阻止する低用量ピルと使用年齢

低用量ピルというのは、避妊のためのほぼ確実な方法として、徐々にわが国でも普及しつつあるものですが、毎日1錠ずつ服用すればよいという手軽さと、女性の側が避妊にかかわることができるという主体性のメリットをもったものといえます。
この低用量ピルを毎日服用すると、このなかに含まれている黄体ホルモンと卵胞ホルモンの作用をする合成物質のはたらきによって、妊娠しているのと似たような状態が形成されることになります。
すなわち、排卵は止まるために受精ができなくなり、たとえ受精したとしても、子宮内膜が厚くなることがないために着床して妊娠することがなくなるというわけです。
低用量ピルは、このようなすぐれた避妊効果をもっているものの、基本的には継続して服用をしつづけることによって起こる現象であり、服用を中止すれば、またもとのように妊娠できる状態に戻ることもできます。
低用量ピルは、婦人科などを受診して、医師による問診や検査などを受けたのちに処方されるのが一般的ですが、年齢的には、すでに生理が訪れている女性、たとえば中学生や高校生であったとしても、処方を受け付けてもらうことは可能となっています。
ただし、こうした低年齢の場合には、基本的には避妊が目的ということではなく、月経困難症などの治療が目的ということになります。
女子高生月経困難症は、生理痛などが重すぎて勉強や仕事に支障があるような場合の症状を指すもので、中学生や高校生であっても、当然起こりうるものですので、低用量ピルで生理にともなう子宮の収縮をなくしてしまうわけです。
なお、中学生などの場合には、医師の判断により、大人用の低用量ピルではなく、一般的な鎮痛剤を処方されることもあり得ます。

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